～Recommend Review Ⅰ～

「彼の声はとても伸びやかで、ヴォーカリストであり同時にストーリーテラーとしての役割をこなして説得力をすごく感じられるものになっている。
自分の世界を確立し、聞く者に安心感すら与える。

“Can you hear me?” と問いかける彼の声に “Yes, I (we) can feel you” と言いたくなる。」

音楽プロデューサー/ギタリスト　中島正雄

～Recommend Review Ⅱ～

「2008年10月、Bellwood Records/KING RECORDSからアルバム『VOICES』でメジャーデビューを果たしたDREAMPOLICE。
おそらくチープ・トリックが着想だろうその名を掲げるこのバンドの歴史は決して平穏なものではなかったが、なんとデビュー10周年シングル『Light My Way / ハーモニー』が完成である！
透明感溢れるアルペジオプレイと叙情的な安藤誠之の歌声で幕が上がる「Light My Way」…かと思ったら一転、想像以上にハードなバンドサウンドが飛び出してきてびっくり！
ハモンドオルガンも加味しつつ、作曲も手掛けた黒田洋平のアグレッシヴなギターサウンドがとにかく痛快。ツインリードでアレンジされたギターソロ、歌ものでありながら各自の聴かせどころたっぷりである。安藤のソロ・プロジェクトでは聴けないタイプのハードナンバーであり、キャリアを重ねたがゆえの説得力のある音でありながらも、守りになど入っていないバンドの姿勢にニンマリしてしまう。
コアファンには待ってました！とばかりに感涙ものだろう。一方のカップリングの「ハーモニー」はアコースティックギターを基調としたミディアムナンバーで、安藤のソロに通じる世界観でもあるが、生々しいセッション感に溢れるバンドサウンド、グルーヴはやはりDREAMPOLICEならではと感じさせる。
核となるのは安藤のエモーショナルで、激しく歌い上げても気品溢れる歌声の魅力だ。単にアニバーサリーシングルであるとか、久々に集まりました的なテンションではなくて、何かここからまた新しいフェイズが始まるのかな？と予感させるような堂々たる音像がとにかく嬉しいのである！」

音楽雑誌 Player 編集長　北村和孝

～Comment～